環境影響

継続的なプロセスの改善を通じて、CO2排出量と廃棄物を削減

+ ともに成果を創出する
+ 廃棄物
+ 水質汚染物質の排出量
+ 大気汚染物質の排出量
+ 循環型の生産工程
+ 「トワロン🄬」のエコデータシート
+ Trees for Allとの森林再生の取り組み
+ 持続可能性が評価されてEco Vadis社から「ゴールド」評価を獲得

環境影響 > ともに成果を創出する

ともに成果を創出する

Henrico Derks

テイジン・アラミド社 サステナビリティ担当ディレクター

2024年は、当社のサステナビリティの旅において、戦略とリーダーシップの両方が大きく変化した年となりました。5年間活躍したJan Roosの後任としてサステナビリティ担当ディレクターに就任したことを光栄に思っています。彼の成果を引き継ぎ、当社の持続可能性へ向けた取り組みを牽引していきます。

当社は、エネルギー転換とサーキュラーエコノミーにおいて、有意義な進歩を遂げました。各チームが懸命に取り組み、組織が一丸となって協力してきたからこそ、達成できた成果です。

この1年の間に、社内開発から1歩踏み出し、社外における成果創出に重点的に取り組むようになりました。現在は、当社初の持続可能な製品を市場に投入すべく準備を進めているところです。実現すれば、長年にわたるイノベーションとパートナーシップの重要な節目となるでしょう。

それと並行して、サプライヤー各社と協力しながらより持続可能な原材料への移行を開始しています。まだ初期の段階ですが、当社のバリューチェーンの適応力を強化し、より責任あるものするために、不可欠なことです。

サステナビリティは、私たちだけで達成できるものではありません。達成には、目標を共有すること、同じ方向を向いて行動すること、そしてバリューチェーン全体で信頼を構築することが必要です。私たちはパートナーとともに、環境、社会、そしてお客様のために有意義な価値を提供するソリューションの創出に取り組んでいます。

今後も、パーパスとパートナーシップを通じて成果を創出することに取り組んでまいります。

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環境影響 > 廃棄物

廃棄物

2024年に埋立処分された廃棄物の量は、2023年に発生したDelfzijl(デルフザイル)工場の火災が起きる前と同じレベルにまで減少しました。

リサイクルした廃棄物は2024年に大幅に増加しました。Delfzijl(デルフザイル)工場で大量に発生したリサイクルに適した材料と、2024年に廃棄物として報告の上、社外で保管されていたNMP廃液が含まれています。NMP廃液は、当社の再生施設で処理されるため、実際には廃棄する物ではありませんが、政府の規制により、社外保管中は廃棄物として分類することが義務付けられています。その量(2019年と2020年に約6000トン、2021年に3000トン、2022年に1000トン、2024年に約9000トン)を除くと、当社がリサイクルした廃棄物の量は安定していることを示しています。

焼却処分した廃棄物は増加しました。2024年のEmmen(エメン)の硫酸工場の処理中断により、販売に適さない濃硫酸が約2500トン発生し、廃棄物として処分されました。

廃棄物のリサイクル性と工程安定性の向上のために各種のプロジェクトを推進しています。これらにより、今後は焼却量が減少することが期待されています。

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環境影響 > 水質汚染物質の排出に関するデータ

水質汚染物質の排出に関するデータ

このデータは、2014 年から 2024 年までのDelfzijl(デルフザイル)、Emmen(エメン)およびArnhem(アーネム)の工場からの排出水について化学的酸素要求量(COD)、全窒素、N-メチルピロリドン (NMP)および硫酸塩の含有量をまとめたものです。

CODと全窒素の減少は、特にArnhem(アーネム)とDelfzijl(デルフザイル)工場におけるNMP排出量の変化に関連しています。Arnhem(アーネム)の生産拠点では、2024年にNMPの使用が中止された後に排出量が減少しており、さらなる減少が見込まれています。 Delfzijl(デルフザイル)工場では、NMP排出量を可能な限り低いレベルに減らすことを目指した取り組みが進行中です。

当社の製造工程では現在、高懸念物質(SVHC)に分類されるNMPの使用が必須ですが、実用的な代替案を求めて研究を続けています。

硫酸塩の排出量は変動しているものの、3か所の工場すべてにおいて安全な環境を守るための許容限度を超えておらず、環境への悪影響はありません。

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環境影響 > 大気汚染物質の排出に関するデータ

大気汚染物質の排出に関するデータ

2023年まで、ほとんどの大気汚染物質の排出量は減少傾向にありましたが、2024年に排出量が増加している物質があります。大気汚染物質の排出に関する規制要件が厳格化し続ける中で、排出量の削減の取り組みを続けることの重要性を浮き彫りにしています。

「排出量の削減は、テイジン・アラミド社が事業活動と製品の持続可能性向上に取り組む中で重点分野であり続けます」

Edward Groen テイジン・アラミド社 COO(チーフ・オペレーションズ・オフィサー)

Edward Groen テイジン・アラミド社 COO(チーフ・オペレーションズ・オフィサー)

近年顕著だったのは、2022年のN-メチルピロリドン(NMP)の排出量の急増です。これを受けたNMPの排出量削減プロジェクトを実施し、2023年の排出量を削減することができました。排出量をよりいっそう少なくすることを目指し、現在も継続的して製造工程の改善を行っています。2024年のデータは未確定のものではありますが、この取り組みを続けることの重要性を強調しています。

クロロメタン、具体的にはテトラクロロメタンとジクロロメタンの排出も、厳重に監視しています。テトラクロロメタンの排出量は2023年に増加しましたが、2024年には減少に転じました。規制を強化する動きがあり、引き続き排出を最小限に抑えることで厳格化に備えています。

フロン類については、現行法で2030年までに段階的に廃止することが求められています。規制を順守して排出量を削減できるように、工程の適応を進めています。

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環境影響 > 大気汚染物質の排出に関するデータ

循環型の生産工程

当社は、高性能アラミド繊維を持続可能な方法で生産することに注力しています。循環型の生産を導入してくことで、「トワロン®」「コーネックス®」「テクノーラ®」の全ての製品ラインナップでその実現に取り組んでいます。

動画を視聴する:アラミド繊維のリサイクル方法

さまざまなリサイクル技術への投資

現在のリサイクルルートの規模を拡大するため、研究と技術に投資しています。

ルート1:メカニカルリサイクル

20年以上にわたり、当社は、使用済みパラ系アラミド製品をパルプ状にリサイクルしてきた実績があります。メタ系アラミド繊維のメカニカルリサイクルの取り組みでは、回収した製品から取り出したアラミド原綿とオリジナル原綿を混ぜ合わせて再生することに注力しています。

ルート2:フィジカルリサイクル

Emmen(エメン)の生産施設では、リサイクル原料を使用し、再び「トワロン®」長繊維を生産する工業規模の試作生産に成功しました。メタ系アラミド繊維においては、ラボレベルでのproof of principle(PoP:原理証明試験)を実施しました。

ルート3:ケミカルリサイクル

アラミドポリマー分子を小さな化学構成要素(モノマー) に分解するケミカルリサイクルの研究を進めてきました。分解したモノマーを重合工程で再利用することで、再びアラミドポリマーを再生することができるようになります。有望な技術ですが、パイロットプラント構築に向けた投資を延期することを決定しました。

私たちは、さまざまな廃棄物のケミカルリサイクルに取り組んでいる業界コンソーシアムとの連携を続けるとともに、サプライヤーと協力して、石油由来資源を置き換えることを目指し、再生可能な炭素化合物の評価を実施しています。

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環境影響 > 「トワロン®」エコデータシート

「トワロン®」エコデータシート

透明性の高いアラミド繊維のバリューチェーンを目指して

「トワロン®」のエコデータシートは、製品が環境に与える影響をパートナーに説明するものです。データシートには「トワロン®」のカーボンフットプリントの最新値がCO2換算で記載されているほか、製品のリサイクル性や、化学業界の規制など主要環境基準・アセスメントへの適合性に関する情報も記載されています。

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環境影響 > Trees for Allとの森林再生の取り組み

Trees for Allとの森林再生の取り組み

当社は2018年よりTrees for Allとのパートナーシップを通じて、ボリビアの森林再生活動を支援しています。この取り組みにより、環境影響の低減、生物多様性の促進、地域社会の支援に貢献しています。今年は、 出張移動によって発生するCO2排出量1,590.70トンを相殺することができました。

測定可能かつ有意義な形で前進できるよう、毎年アプローチの見直しと改善を実施しています。2024年度もTrees for Allの認証を受領したことは、当社が責任ある事業活動と長期的な気候目標の達成に向けた取り組みに注力を続けていることを表しています。

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環境影響 > 持続可能性が評価され、EcoVadis社から「ゴールド」評価を獲得

持続可能性が評価され、EcoVadis社から「ゴールド」評価を獲得

当社は、EcoVadis社(フランス)のサステナビリティ評価において9年連続で「ゴールド」評価を受けました。EcoVadis社は、環境・労働と人権・倫理的な行動・持続可能な調達の4つの主要分野における国際基準に照らし、当社の取り組みについて客観的なベンチマークを提供しています。

EcoVadis社はより詳細な採点方法を導入しました。今年の当社の結果は以下のとおりです。

Environment (2023: 90%)

労働と人権 (2023年: 80%)

倫理的な行動 (2023年: 60%)

Sustainable Procurement (2023: 50%)

Peter ter Horst

テイジン・アラミド社 CEO(帝人グループ執行役員、アラミド事業本部長)

「サステナビリティは私たちにとって単なる数値目標ではなく、DNAの一部となっています。EcoVadis社による今回のゴールド認定は、私たちの継続的な改善に向けた尽力、透明性に対するコミットメント、そしてレジリエントで責任ある未来に向けて取り組む全従業員の努力の結果です」

当社のスコアは100点満点中75点から80点となりました。合成繊維メーカーの世界ランキングでは、上位3%(2023年)から上位2%(2024年)とさらに上位に入りました。

EcoVadis社のスコアカードからわかる当社の強みと改善分野を指針とし、持続可能性のガバナンスとパフォーマンスを強化する取り組みを継続的に進めてまいります。

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目次

サステナビリティのパイオニアとして

コンプライアンス

資源効率

サプライチェーンリスクへの取り組み

市場機会

主要データ

環境への影響

ソーシャルインパクト

ガバナンス

製品責任

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