製品責任

循環性と透明性を製品の製造方法と使用方法に組み込む

+ 個人用防護製品の循環利用システムの構築
+ デジタルプロダクトパスポートによる透明性の担保

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個人用防護製品の循環利用システムの構築

ファッション・繊維業界で資源の循環利用が始まっていますが、個人用防護製品(PPE)の循環利用はあまり注目されてきませんでした。大半のPPEのライフサイクルは一方通行で、ほとんどは埋め立てや焼却処分されています。当社はこれを課題と認識し、バリューチェーン全体と協力して、PPEの持続可能性に貢献するソリューションを開発しています。

2021年からは、PPEのクローズドループシステムの構築に注力してきました。サプライチェーン全体で同じ方向を向いて取り組みを進めることで、寿命を迎えた製品を返品・クリーニング・分類・分解・リサイクルする静脈プロセスを確立しつつあります。

リサイクルした繊維を未使用の「コーネックス®」繊維および「トワロン®」繊維とミックスし、PPE業界の規制と技術ニーズに合致した素材を生み出す取り組みを進めています。さらなる開発とテストを経て、当社初の実証実験用繊維を、2026年初頭にも当社パートナーに提供することを目指しています。

循環型のビジネスモデルの導入のハードルが高いとされてきた業界においても、安全性やパフォーマンスを損なうことなく資源の循環利用を推進し、廃棄物の削減に取り組んでいきます。

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製品責任 > デジタルプロダクトパスポートによる透明性の担保

デジタルプロダクトパスポートによる透明性の担保

当社は、今後の欧州における持続可能性に関する規制に備え、デジタルプロダクトパスポート(DPP)を製品へ組み込むための第一歩を踏み出しました。DPPは、製品の材料構成、由来、懸念物質、使用・リサイクル・廃棄方法などに関する情報を記録したデータセットであり、バリューチェーン全体のトレーサビリティと製品の持続可能性を証明するものです。DPPはまた、高機能材料の生産における循環性と説明責任を改善する取り組みにも貢献します。

DPPの導入は、2024年7月に発効した欧州連合のEcodesign for Sustainable Products Regulation(ESPR:持続可能な製品のためのエコデザイン規則)に沿っています。ESPRはDPPの段階的導入を数年以内に予定しており、製品が、いつ・どこで・どのような素材を用いて生産・使用・廃棄されたのかを網羅的に把握できるデジタル・トレーサビリティ・プラットフォームの普及が、循環型経済の実現に欠かせないものとして注目されています。

当社は、Circularise社(オランダ、帝人㈱が2024年に出資)が開発したトレーサビリティシステムを活用しています。このシステムは、機密性を維持しながら生産過程全体にわたるデータを追跡でき、規制の遵守と透明性の実現をサポートします。


JEC World 2025で概念実証を実演 世界最大級の複合材料の展示会、JEC World 2025において、デジタルプロダクトパスポート(DPP)を使ったアラミド繊維パルプのトレーサビリティの概念実証を発表しました。DPPは、アラミド繊維が原材料から生産工程を経て、顧客に提供されるまでの経路をマッピングしていきます。顧客であるHampidjan(アイスランド)が生産したTerra® Slingを使用後に回収し、リサイクルしたアラミド繊維のパルプについても、全体の履歴を追跡することが可能となります。

パルプに至るまでの履歴の見える化を、この概念実証で実演しました。DPPは、パルプ製造に使用された原料の由来を示す、Chain of Custody(加工流通過程の管理)を提供します。

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目次

サステナビリティのパイオニアとして

コンプライアンス

資源効率

サプライチェーンリスクへの取り組み

市場機会

主要データ

環境への影響

ソーシャルインパクト

ガバナンス

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